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NPO法人パーキンソン病支援センター主催のサロン交流会で、当院の理学療法士が講演しました!

NPO法人パーキンソン病支援センター(以下、支援センター)が主催するサロン交流会で、御所南リハビリテーションクリニックの吉村葵理学療法士(LSVT®BIG認定)が講演しました。今回は同院に通院中の患者様のお一人が、自分の社会復帰に向けた練習として協力したいと申し出をいただいたことから補助役を務めてくださいました。

講演は「自宅でできる全身運動」をテーマに、運動に取り組む時間を中心に展開。レベル(難しさ)の調整をしながら、全身を使ったストレッチ、バランス練習や筋力トレーニングなどの個別メニューをご紹介。ハードな運動メニューにも、参加者は意欲的に取り組まれ、吉村療法士もそれに応えるように会場中を駆け、声を掛けながら展開しました。最後は音楽に合わせてパーキンソンダンスとして総まとめ。40名の参加者は、声を出し、体を動かし、積極的に約2時間みっちりと終始楽しいムードで汗を流されました。

会を通じて、吉村療法士からは「今日くらいハードなメニューを毎日こなすのは難しいと思います。普段は生活のリズムに合わせて“ながら”で取り組む運動が大切です。ヨガのようにリラックスして楽しんでやるもよし、自分に合った運動を今回の内容も参考に継続して取り組めるようにがんばってください!」と応援メッセージを送りました。参加者の一人に話を聞くと「普段から運動しようと思いますが、なかなか取り組めていませんでした。今回の内容も参考に自分のペースで取り組んで行きたいなと思います。」と感想を聞かせてくださいました。

支援センターは、数名の中心メンバー以外はボランティアが中心となって活動されています。今回のサロン交流会はその一環で、リハビリや生活の情報交換や外出の機会として、パーキンソン病患者ご本人だけでなくご家族や専門家の方を対象に定期開催されています。吉村療法士は縁あって2019年度中に3回シリーズで講師を担当させていただくことになり、今回が2回目。次回は2020年2月に予定しています。当院としても有益な情報提供という側面から支援センターの活動をサポートできるように取り組んでいきます。