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認知症とともに(2) 小中学生サポーターも続々 大原と八瀬で養成講座定着

地域の小中一貫校である京都大原学院では、平成26年から中学2、3年生にあたる7、8年生を対象に、認知症サポーター養成講座を開催してきました。
 
大原地域社会福祉協議会創立20周年記念行事として第1回目が開催された後、学習の一環として認知症を学ぶとともに、住民の方も一緒に継続して取り組むことで、将来の大原を背負う若者を育む取り組みとして、京都大原学院、大原地域社会福祉協議会のご協力の元、継続してきました。
 
京都大原記念病院グループも、介護施設職員の指導にあたる「京都市認知症実践者研修指導者」が講師を務め、病棟看護師や介護職員も多数参加します。学院生や住民の方と一緒にグループワークに参加して、地元大原の地域作りに取り組んでいます。
 
八瀬小学校でも平成26年から5、6年生を対象に3年目のサポーター講座を開催しました。小学生向けのテキストを用いますが、講座受講後のアンケートにはしっかりとした意見や感想を記載してくれます。卒業後、修学院中学校に進むと高齢サポート・修学院が実施する中学生向けの認知症サポーター講座に続いていきます。
 
現在、サポーター講座を受講してくれた小中学生さんが、大人になる頃の大原・八瀬地域はどのような姿をしているでしょう?
 
自分達の両親が認知症になっていても、「病気」であるとの認識をもって、早期受診を勧めたり、お互いに協力し合う地域になっていて欲しいと願っています。
 
認知症サポーターキャラバンは、全国で800万人のサポーター養成を目標に平成17年から全国で開催しています。左京区では6万人を超えるサポーターを養成しており、京都市内では1番です。

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認知症とともには、3回にわたって高齢・サポート大原の認知症への取り組みを掲載しました。
認知症とともに(1) 徘徊の祖母見て福祉の道 進む高齢化、増す生活課題
認知症とともに(3) 徘徊高齢者救う「声かけ」 訓練が地域づくりにも一役