受診をお考えの方へ
装具の目的は支持、固定、矯正です。脳卒中の患者さんでは、立つ、歩くという機能を支える下肢装具を使います。背骨に変形のある側弯の患者さんには、姿勢矯正のために体幹装具を使います。手術の後に一時的に失われた機能を補ったり、治療過程を助けるために使う装具もあります。
装具外来では、失われた機能の内容や程度を評価して、それらを補うためにはどのような装具が必要かを理学療法士、作業療法士、義肢装具士と相談しながら作製します。
装具には大別して①失われた機能を補いつつリハビリテーションすることで、やがて機能が回復して装具が要らなくなる治療用装具と、②障害のある方の生活をより良くするためのもので、例えば、日常では外すことができない義肢などの更生用装具があります。
現在の状態に合わせた装具と、装具に合わせたリハビリを診察によって決定します。