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リハビリテーションとはなにか?リハビリテーションの基礎知識

リハビリの知識

こんにちは御所南リハビリテーションクリニックです。

リハビリ、という言葉自体は一度は耳にしたことがあるものの、その内容についてきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。あらためて、「リハビリテーション」とはどんなことか、その種類と概要についてご紹介します。

イメージカットリハビリ

●リハビリテーションの意味とは?

リハビリテーションというと、「けがをしたときや病気の回復後に行うもの」というイメージが強いのですが、広義の「リハビリテーション」とは、ラテン語のre(再び) – habiris(適した)に由来し、「何らかの理由で能力低下、機能低下した状態から改善するよう働きかけること全般」を指します。

これには一度失った権利を回復することをあらわす「復権」といった意味合いも含まれることから、離職者が社会復帰するための準備をリハビリテーションと呼ぶこともあります。

また、単純になんらかの作業にたずさわる機会を損ない、元々の感覚が少なくなっている状態から、元々の感覚に近い状態で作業できるようトレーニングすることもリハビリテーションと表現することもあります。

 

●リハビリテーションの目的は元に戻すことではない?

狭義(きょうぎ)の医療・介護の現場で「リハビリテーション」という言葉を使用した場合、病気やけがで動きの鈍くなった筋肉などに働きかけ、従来の動作に近づけることを指します。

このため「完全に元の状態に戻すこと」を最終目的にするのではなく、「その人に合った生活に近づけるための治療やトレーニング全般」がリハビリテーションの目的とされています。

 

●リハビリテーションの3つの種類

医療・介護の現場で実施されるリハビリテーションには大きく分けて
・理学療法
・作業療法
・言語聴覚療法 の3つがあります。

理学療法と作業療法の一番の違いは、目的が「機能の回復」か「日常生活への訓練」かの違いです。

理学療法は失われた筋肉などの機能を回復させ、温熱療法や電気治療などを併用しながら「基本機能の回復」に努めること。

作業療法は、ある程度動作ができるようになってきた四肢などが「日常生活で必要な作業ができるように訓練を行うこと」を目的としています。このため、各療法士が連携を行い、通院終了したときにどこまで機能を回復させるかを随時確認し対応することになります。

言語聴覚療法は、運動機能の回復ではなく、声帯や聴覚の機能回復が目的です。がんや外傷などにより声帯の機能などを損なった人に対して、発声を促したり嚥下などの障がいを軽減させるほか、聴覚に障がいのある人に対しコミュニケーション能力などの向上を促します。

 

●リハビリテーション行う3つの専門家

リハビリテーションが必要と診断されると、医師の指示のもとに、その人の症状や運動機能に合わせたリハビリテーション専門の担当者と共に失われた機能の回復を目指します。

リハビリテーション専門の担当者には次のような職種があります。

・理学療法士(りがくりょうほうし、英語:Physical TherapistまたはPhysio Therapist、略称PT)

主に運動機能そのものの回復を目指し、ストレッチや筋肉トレーニングを行います。マッサージや電気治療、温熱治療などを組み合わせながら、機能が損なわれた部位に対して、寝返ったり、起き上がったり、歩いたり、といった基礎的な運動ができるようになる状態を目指します。ときには器具を活用して、もともとその人が持っていた運動機能に近づけるための様々なトレーニング方法を展開します。

・作業療法士(さぎょうりょうほうし、英語: Occupational therapist、略称:OT)

作業療法士は日常的な作業を通し、心身のケアをするのが仕事です。病気やケガにかかる前に持っていた様々な作業を再びできることを目的としています。より具体的な、工芸や運動、レクレーションなども取り入れながら機能回復を図ります。また、精神疾患やうつ症状など、心の病により損なわれた機能回復も対象とするところが理学療法士との大きな違いです。多くのリハビリテーション施設では、理学療法と作業療法を連携させ、患者さま一人ひとりにあった機能回復に努めていきます。

・言語聴覚士(げんごちょうかくし、英語: Speech-Language-Hearing Therapist 、略称ST)

先天性の障がいや病気、ケガなどで「聞く」「話す」「飲み込む」といった作業が困難になった人に対し、聞こえや発声のサポートを行います。
また、喉の機能回復をサポートするのも言語聴覚士の仕事です。食事をするときに「飲み込む」行為は正しく食べ物を胃に送り、栄養を摂取するためには必要な作業です。言語聴覚士はこの機能が損なわれる「嚥下障がい」に関してもサポートを行い、様々なコミュニケーションを取るための手助けをします。

・その他、視能訓練士(しのうくんれんし、英語: Orthoptist, 略称ORT)

などもリハビリテーションのプロに含まれますが、いずれも国家試験により認定された有資格者であり、患者さま一人ひとりの状況に合わせて、患者さまと二人三脚、またはチームにてリハビリテーションを実施します。

 

●まとめ

ケガや病気後に行う「回復」のイメージが強いリハビリテーションですが、「完全に元の状態に戻すこと」が最終目的ではない。という点は意外だったかも知れません。

スポーツ選手のような飛び抜けた能力の方がだけではなく、私たちのような普通の人が普段の生活を取り戻すためにもリハビリテーションは必要です。

 

わたしたち御所南リハビリテーションクリニックでは、リハビリテーションは目的ではなく手段と考えています。

こういうことが自分で出来るようになりたい、あそこに自分で行けるようになりたいなど、明確な目的を持ったリハビリテーションを全力でサポート致します。

リハビリテーションは目的ではなく手段です。当たり前に出来ると思われる日常こそが、当たり前に生活できるとは限らない。

簡単だと思われる事は、それこそが一番難しく険しい道のりである。だからこそ、その人なりの生活や復職、ならびに復権に目を向け、チームアプローチで取り組んでおります。

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