第50回日本作業療法学会、作業療法士2名が成果を発表!
9月9日からの3日間、北海道を舞台に第50回日本作業療法学会が開催されました。今年は御所南リハビリテーションクリニック、京都大原記念病院から2名が参加。代表して1名に参加記録を寄せてもらいました。
昨年の神戸大会に引き続き、今年も日本作業療法学会で研究している内容を発表してきました。某テレビ局がプロサッカー選手等の動きがどのように起こっているか等を測定する際にも使用される「三次元動作解析装置」という機器を用いて、健常者の指鼻試験(手を伸ばして目標を触り、鼻を触る)を測定したものです。
研究を開始した当初は、全員が同じ動きをするものと考えていました。しかし、動作を観察していると鼻に触った時に手首をひっくり返す人や返しきらない人がおり、複数の動作方法があることがわかりました。
リハビリでは正しいと思われる動作方法を伝え指導していますが、今回の結果を見ていると、今現場で患者さんに伝えている動きはその方にあっている動きなのか?改めて考えさせられる結果となりました。
現在手や足が動かしにくく、リハビリを頑張っておられる方も、今一度「自分はかつてどのように手や足を動かしていたか」を考えてみると何か気づきがあるのかもしれません。