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リハビリテーションを頑張るあなたの糧に!おススメ映画のご紹介

リハビリの知識

こんにちは!御所南リハビリテーションクリニックです!
今回は少し志向を変えて、リハビリテーションを頑張るあなたの糧となるような「映画」を3本ご紹介します。

リハビリは、努力や気力を伴い、時にくじけそうになることも…。頑張っているが故の壁がたくさんあるかと思います。
そんなときは前向きな映画を観てリラックスしたり、明日への糧にしませんか?

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障害や差別を乗り越える友情の感動作/「最強のふたり」

リハビリが思うように進まず、イライラしたり悲しくなってしまったときに観るべき一本。
リハビリが必要になったり、事故や病気の後遺症として障害が残ると、周囲の同情を受けることも多く、どうしようもない悲しみに包まれることもありますよね。

事故で首から下の自由を失ったパリの大富豪と、その介助を担当するスラム街出身の青年が、本作の主人公。大富豪フィリップは自分の介助を担当する介護士を雇うための面接をしますが、建前や同情だらけの応募者にうんざりします。そんな中で「不採用になれば失業手当がつくので不採用でもいい」と申し出た黒人の青年ドリスに出会います。一見不躾にも思えるドリスの言動には、まっすぐな心情や目の前にあるものだけを信じ、他の偏見や建前のない姿が垣間見られ、フィリップはドリスを雇うことにします…。

最初は介護の経験もないドリスと、フィリップのいびつな関係でしたが、次第に芽生える友情が本作の一番の見どころかもしれません。といっても単なるヒューマンドラマではなく、時折ウィットに富んだジョークもあり、世界観に引き込まれて行く人が後を絶たない映画とも言えます。

【2011年:フランス映画】
第24回東京国際映画祭:東京サクラグランプリを受賞。主演二人も最優秀男優賞を受賞。
第37回セザール賞:オマール・シーが主演男優賞を受賞。
第36回日本アカデミー賞 最優秀外国作品賞
上映時間 113分

 

第二の青春が輝きだす映画/「ウィニング・パス」

不慮の事故で後天性の障害を持ち、生きる希望を見失った青年が、車いすバスケに出会い、再起をかける物語。同じようなテーマは幾度も国内外でも幾度も取り上げられていますが、今回はあえてこの作品をご紹介します。

北九州の高校に通う、小林健太はごく一般的に青春を過ごす高校生。ガールフレンドの香織から、「東京の大学に行く」と告げられ、自分もついていこうと決心。しかし親に反対され、飛び乗ったバイクで事故に…。そして下半身不随になったことを知らされ…。

北九州市市制40周年記念制作の本作は、今では若手俳優の中でも実力派の名高い「松山ケンイチ」さんの映画初主演作で、粗削りながらも光る演技が、甘酸っぱい青春の一ページを呼び起こしてくれます。つらい現実も、本人の気持ち次第で新しい道が開ける、と気づかせてくれるようです一作品です。また、テレビでは聞かない日がないほどCMやドラマ挿入曲で有名な千住明さんのBGMもひとつのエッセンスになっています。

映画『ウイニング・パス』 – シネマトゥデイ

【2003年:日本映画】
2005年度 北九州市功労賞
上海国際映画祭パノラマ部門
ジフォニー国際映画祭コンペティション部門出品作品
上映時間 108 分

 

失語症と向き合うドキュメンタリー映画/「言葉のきずな」

最後に紹介するのは「失語症」と向き合いながら様々なコミュニケーションを通し、自身の生活を輝かしいものにしていく、長野県に実在する劇団のドキュメンタリー映画です。

失語症は見えない障害であり、ケガや脳卒中の後遺症から「読む・聞く・書く・話す」といった言葉を操ることの一部もしくはすべてが困難になることを指します。ケガや脳卒中が原因ですから、先日までできていたことが、手術から覚めたのち、突然できなくなっていたことに、ほとんどの人がショックを受けることになります。

欲しいものの映像は連想できるのに名前が思い出せない、途中までは以前と同様に話せるのに、一定の考えに達すると言葉に詰まる…。症状の出方は人それぞれです。

症状が比較的軽い人も含めると、全国に50万人以上はいるとされながらも、なかなか理解を得られない失語症と向き合い、「言葉が使えないからって感情がなくなったわけじゃない」という事実を周囲とに理解を深め合いながら言葉だけではなく身振り手振りを使い、「心と心で伝え合う」全身から溢れる姿に涙がこぼれる人も後を絶ちません。

こちらの映画は現在DVD化はされていないものの、学校や市民センターなどにおける自主上映などの対応は積極的に行っているようです。今でも定期的に全国の街で上映されているとのことなので、気になる方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

ドキュメンタリー映画「言葉のきずな」公式サイト
【2013年:日本映画】
上映時間 107分

今回は以上3つの映画をご紹介しましたが、自分の置かれている環境と向き合い、それぞれのリハビリテーションを行いながら前向きに生きていく映画はこれ以外にも数多くあります。

是非、お気に入りの1作を見つけて、大変なリハビリ期間を過ごす糧にしてくださいね。

 

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