自宅でできる「パーキンソン病体操」~立ち上がり編~
こんにちは、御所南リハビリテーションクリニックです!
御所南リハビリテーションクリニックでは、2020年5月から一般的にパーキンソン病の患者様に有効とされる自主トレーニング方法をご紹介する動画を公開しております。
今回は、「自宅でできる『パーキンソン病体操』~立ち上がり編~」の動画内容をご紹介します。
ご自宅での自主トレーニングに、ぜひご活用ください。
自宅でできる「パーキンソン病体操」~立ち上がり編~(約13分)
パーキンソン病の方に有効な自主トレーニング方法をご紹介します。
今回は「立ち上がり編」です。
外出や運動の機会が減って、「体が硬い」とか「疲れやすい」と感じておられませんか?
ぜひ、この動画も参考に、ご自宅でも体を動かしてくださいね。
<ポイント>
①下半身の筋力を鍛える
②重心移動を意識する
▼動画はこちら
自宅でできる「パーキンソン病体操」~立ち上がり編~
動画を視聴する前に
動画の体操は1分間続きますが、動画のスピードや回数に合わせず、ご自身のペースで行いましょう。
無理せず、痛みのない範囲で行なってください。
動画でご紹介している訓練
- ・座って行う体操
- ・立って行う体操
- ・床で行う体操
それぞれご紹介します。
座って行う体操
<膝伸ばしの運動>
椅子に座って膝を伸ばす運動です。
足裏はしっかり床につけた姿勢からスタートします。
つま先は天井に向け、ゆっくりと膝を伸ばします。
1~2秒止めてから、ゆっくりと下ろします。
膝は痛くない範囲で伸ばしましょう。
※膝を伸ばすことができない方は、伸ばせる範囲で構いません。
<もも上げの運動>
「もも上げの運動」は、椅子に座った姿勢から、交互に太ももを上げ下ろしする運動です。
足裏はしっかり床につけた姿勢からスタートします。
膝を天井に向けて、ゆっくりと上げます。
1~2秒止めてから、ゆっくりと下ろします。
ドスンと音が鳴らないように、ゆっくりと上げ下ろししましょう。
動画では、「手伸ばし」の運動もご紹介しています。
あわせてご確認ください。
立って行う体操
<立ち上がり>
椅子から手を前に伸ばしての「立ち上がり」です。
椅子に座った姿勢から、大きく遠くに手を伸ばします。
そのまま手を前に突き出しながら、大きく立ち上がります。
立ち上がったら手を横に大きく広げて胸を伸ばします。
座る時は手を前に戻して、大きく前に手を伸ばしながらゆっくりと椅子に座りましょう。
立ち上がる時は、後ろにふらつかないようにご注意ください。
動画では、手すりや椅子などを持っての「スクワット」、手すりを持って行う背伸びの運動として「踵(かかと)上げ」をご紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてください。
床で行う体操
<お尻上げ>
寝転がった姿勢から、膝を立ててお尻を持ち上げる運動(お尻上げ)です。
お尻を上げる時に腰が反らないように、お腹にも力を入れながら、ゆっくりとお尻を持ち上げます。
※持ち上げた時に余裕があるなら、そのまま10秒間キープしてみましょう。
動画では、うつ伏せの状態で体側の手足を上げる「手足上げ」や、四つ這いの姿勢で片手を伸ばし、伸ばした手と反対側の足を上げる「ダイアゴナル」運動もご紹介。
また、動画の最後では「正しい立ち上がり方」についてもご紹介していますので、ぜひチェックしてください!
運動は毎日続けることが大事です。
動画を視聴しながら、無理のない範囲で一緒に挑戦してみませんか?
<動画制作>
京都大原記念病院グループ 御所南リハビリテーションクリニック
パーキンソン病の方に有効な自主トレーニング方法を確認しよう
パーキンソン病が進行すると運動機能が低下し、日常生活の動作が困難となる可能性があります。
今自分でできることを今後もできるように、リハビリテーションを行うことが大切です。
御所南リハビリテーションクリニックでは、パーキンソン病の患者様におすすめの自主トレーニング動画をご紹介しています。
自宅でできる 「パーキンソン病のストレッチ体操」 動画をご紹介!
パーキンソン病の症状や原因、治療やリハビリテーションについて知りたい方は、こちらのコラムもあわせてご確認ください。
パーキンソン病のリハビリテーション方法を知りたい!原因や症状もご紹介
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