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痙縮のトータルマネジメントへ!児玉万実医師が講演

9月12日、日本ボツリヌス治療学会 学術大会にて、児玉万実医師(御所南リハビリテーションクリニック 院長)が、「痙縮のトータルマネジメント~当院が大学病院と連携してITB療法を始めた理由と症例報告~」と題して講演しました。

タイトルのITB療法(バクロフェン髄中療法)とは、脳卒中後遺症などとして知られる「痙縮(けいしゅく):筋肉が緊張して突っ張る状態」治療の一つ。おなかに埋め込んだ専用ポンプから筋肉の緊張をやわらげる薬(バクロフェン)を脊髄の周りに直接送り、重い痙縮を和らげる手法です。

3~4か月ごとに必要となる薬剤補充は所定の研修を受けた医師にしかできない手術同等の処置です。結果的に定期診察、スクリーニングテスト、処置(薬剤の補充)、手術(ポンプ入替など)、効果の判定のプロセスが一部に偏り、診療が逼迫する要因になり得ることが課題視されていました。

児玉医師はこの課題に着目し、グループの本院である京都大原記念病院(大原)とともに京都府立医科大学(大学)と連携。スクリーニングテストを大原で、ポンプの入れ替えなど手術が必要な場合は大学で、薬剤補充が必要な場合はクリニックが担う機能連携の形を2025年頃から取り組んでいることを紹介しました。

正確な統計はありませんが脳卒中後遺症によるものだけでも痙縮に悩む患者様は60万人を超えると推計されています。現在、現場で推し進める取り組みや、今回の講演を通じた発信が一つの可能性として医療の発展に貢献できることを願っています。

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