勉強会「リハビリテーション支援を行うパートナーロボット-”GEAR”・”BEAR”について-」
京都大原記念病院グループでは、最新機器の説明会や会社への視察など医療・介護領域で進歩しているテクノロジーを把握する機会を随時設けています—
3月10日に京都大原記念病院・3月13日に御所南リハビリテーションクリニックにて、職員向け勉強会「リハビリテーション支援を行うパートナーロボット-”GEAR”・”BEAR”について-」が行われました。
講師を務めた職員は、7月にトヨタ自動車株式会社の方々を講師にお招きした京都大原記念病院グループ勉強会を基に、12月に開催された第3回トヨタリハビリロボット研究会(名古屋市)での症例報告などについて、関係職員に伝達しました。
歩行練習アシスト”GEAR”は下肢麻痺で歩行が不自由な方が自然な歩行を習得できるように、バランス練習アシスト”BEAR”はバランス確保が不自由な方がゲームで楽しくリハビリテーションを継続できるように支援するロボットです。いずれのロボットも、患者様が楽しくリハビリを実施できることが最大のポイントであると説明。また、急性期での使用から継続して回復期での使用が効果的であるといわれている機器であり、臨床で検証している医療機関での症例などを紹介しました。
参加者からは「セラピストが行う機器操作の難度」や「急性期と回復期の連携」についてなどさまざまな質問が上がりました。最後に講師は、「(リハビリをする目的を設定して)”評価”をして実生活につなげるというセラピストの本質は変わらない」「ロボットはリハビリを支援するもので、訓練を活かすのは”人”です」と締めくくりました。