第56回日本リハビリテーション医学会学術集会 に参加しました!
学術集会のテーマ『 最先端リハビリテーション医学の今とこれから 』から、現在のリハビリテーション医学の流行とも言えるロボットを用いたリハビリテーションや、再生医療などの講演などを期待して、片道2時間30分、電車に揺られながら5日間参加しました。
会場の企業展示スペースに行くと、年々、ロボットの展示は増えており各社で、先端機器の研究開発が進んでいることが伺えました。5日間を経て、現在のリハビリテーション医学は確実に進歩しているものの、まだ発展途上段階であると感じました。リハビリテーションに限らず医療に於いては、根拠のある治療(Evidence Based Medicine)の選択が必要です。講演や企業展示などでの説明によると、現在のロボットリハビリテーションや、再生医療の治療成績は一定量認められているそうですが、根拠に基づいていると言うまでには引き続き、検証を積み上げていく必要がある状況のようです。聴講した多くの先生方は「ロボットリハ、物理的療法などの先端リハビリテーションと私たちが行っている治療手技を、組み合わせて共存する事が重要である。」と、ロボットはあくまで手段であるとの見解も述べられておりました。
今後自分たちが行っていくべきは、根拠に基づく医療の実績を積み上げていくと共に、先端機器などの知識を養い、且つ患者様の生活に寄り添えるリハビリテーションであると感じました。今回の参加を機に、継続的に知識を深め、日々の現場で活かして行きたいと考えています。
(理学療法士S)
■当学会にはグループ内からも多数参加しました。
●京都大原記念病院 理学療法士S 詳しくはこちら
●京都近衛リハビリテーション病院 理学療法士 Y 詳しくはこちら